天才集団の犯罪捜査ミステリー『 SCORPION/スコーピオン 』海外ドラマレビュー

天才集団の犯罪捜査ミステリー『 SCORPION/スコーピオン 』海外ドラマレビュー

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2015年5月からスーパー!ドラマTVで放送されていた「SCORPION/スコーピオン」の魅力を徹底解剖! “トータルIQ700の天才集団が、最新テクノロジーを駆使して難事件に挑む犯罪捜査ミステリー”です。2016年3月30日(水)よりアンコール放送が開始されるので、この機会にぜひチェックしてみてください!
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シーズンエピソード数
シーズン1: 22エピソード
シーズン2:20エピソード
ストーリー/あらすじ
IQ165のアインシュタインより高いIQ197の天才、ウォルター・オブライエンは、11歳の時にNASAのコンピューターにハッキングしたことが発覚し、アメリカ合衆国国土安全保障省の捜査官、ケイブ・ガロによって生まれ故郷のアイルランドからアメリカに連れて来られる。その後数年間に渡り、アメリカ政府に協力したウォルターだが、自分の技能が戦争で人を殺す事に使われたことにショックを受け、ガロのもとを去る。

成人したウォルターは、凄腕の行動心理学者のトビー、天才数学者のシルヴェスター、そしてメカのことだったら右に出る者は居ないハッピーという3人の仲間と共に会社“スコーピオン”を設立。しかし社会性ゼロの彼らは仕事を得られず、困っていたところに捜査官ガロが訪ねてくる。L.Aとその近郊にある3つの空港のコンピューターのソフトウェアにエラーが発生、飛行中の56機の旅客機が墜落する危機に瀕しており、彼らの力を借りたいというのだ。

ウォルターたちは、ソフトウェアの修理のためロサンゼルス国際空港まで行かねばならないのだが、旅客機墜落の可能性を考慮して付近の道路は全て通行止めされており、空港まで行き着けない。ウォルターは、自分が仕事で使うために無線LANをセットアップしたコーヒーショップから遠隔操作して修理することを思いつく。“スコーピオン”のメンバーたちがコーヒーショップで作業を始めると、それを興味深そうに見ている少年が居た。その少年ラルフはウエイトレス、ペイジの息子で、ウォルターたちと同じく生まれつきの天才だった・・・。
スーパー!ドラマTV

シーズン1試聴 レビュー

息をつかせぬ展開の第1話。アクションは映画級!
第1話の監督は劇場版『スター・トレック』の次回作にも抜擢された、『ワイルド・スピード』シリーズのジャスティン・リンが担当。旧知の捜査官ガロからの依頼は、墜落の危機に瀕した旅客機を救うという難題です。第1話から、天才的な頭脳や技術を持つ“スコーピオン”の面々の力が発揮されますが、何といっても圧巻なのは後半のアクションシーンです。『ワイルド・スピード』シリーズの監督だけあって、カーアクションに度肝を抜かされます。(アクションが一番すごいのが1話なんですが) 私の場合はこの1話でアクション好きな心をわし掴みされてしまいました。登場人物の人物像はシーズンを通して描いていくということで、個々の特徴をコンパクトにまとめていたと思います。

『NUMBERS』にも通じるものが。頭脳で事件を解決!
アインシュタインよりも高いIQ197の天才、ウォルターをはじめ、行動心理学者のトビー、数学者のシルヴェスター、メカニックのハッピーという天才たちが脇を固めます。毎回巻き起こる事件は、ウォルターたちしか解決できないような難解(高度)な事件ばかりです。

劇中では、ウォルターが事件を解決するために必要な計算をシルヴェスターに頼む場面がよく出てきます。数学の公式や計算で事件を解決するという手法は、スコット兄弟が製作総指揮を取った『NUMBERS』に近いものがあります。『NUMBERS』の場合は、数学者であるチャールズ・エプスが頭脳面を主に担当していましたが、“スコーピオン”の場合、数学以外にも行動心理学のトビーやメカニックのハッピーが重要な役割を果たします。『NUMBERS』+αの頭脳戦が楽しめるという訳です。

ギーク版『レバレッジ』!? 個性豊かなスペシャリストが集まるチーム。
様々な特殊技術を持つ人材のチームといって私が思い浮かぶのは、『レバレッジ 〜詐欺師たちの流儀』ですね。『レバレッジ』では、チームを指揮する頭脳派のネイサン・フォードをはじめ、ペテン師のソフィー、戦闘員のエリオット、ハッカーのアレック、シーフのパーカーという5人でチームが構成されています。『レバレッジ』の方がオールマイティな能力を発揮できそうですが、“スコーピオン”の面々は、頭脳に特化しているので戦闘力はまるっきりありません。戦闘力がまるでないので、しばしばピンチに立たされます。この弱いところを責められると、頭脳とか何とか関係なく、すぐにピンチになってしまうというのも物語的に面白いところです。

盤石なサポート体制。“スコーピオン”の良心、ガロとペイジ
4人の天才集団ですが、ご多分に漏れず性格面が難点。人間味に欠けるウォルターや、一癖も二癖もあるメンバーをサポートするのが、国土安全保障省特別捜査官のガロと、ひょんなことからチームに加わった“一般女性”のペイジです。ガロは捜査官という職務上、戦闘能力にも長け、チームのピンチを救うことも多々あります。また、ウォルターとガロの関係(疑似的な父子関係)も物語を進める上でなくてはならない要素です。

そして、心理面で事件の関係者と天才たちをつなぐのがペイジです。義理人情に疎いウォルターは、しばしば事件現場で軋轢を生むような発言をしてしまうことがあるのですが、そんなときにペイジが人情面を考慮した橋渡しになってくれるのです。ペイジが橋渡し役になることで、スムーズに捜査が進展するため、チームのメンバーからの信頼を徐々に集めていくことになります。また、シングルマザーであるペイジと、段々と心を通わせていくウォルターの変化にも注目です! くっつくのか、離れるのか、この微妙な関係がやきもきします(笑)

また、ペイジの息子ラルフの存在もウォルターの感情に大きな影響を与えます。ラルフもウォルターたちと同じく天才的な頭脳を持っているのですが、天才的な頭脳を持つがゆえに、ウォルターたちと会う前のラルフは周囲の人物たちから理解されていませんでした。同様の経験を持つウォルターはラルフの天才性を見抜き、ラルフをいろいろな観点から導こうとします。ラルフとウォルターたちとの関係も物語のピースのひとつです。ラルフが活躍する買いもありますよ。

まとめ
『スコーピオン』は1話完結の犯罪捜査ミステリーですが、個性豊かでちょっぴりドジな天才たちが、ときにミスをしたり、ときにピンチに陥ったりしながら、ギリギリの状態で最終的には事件を解決するというドキドキハラハラなドラマです。サポーターとなるガロとペイジの存在により、少しずつチームとして人間として成長としていく天才たちを見守るという楽しみもあります。ぜひご覧ください!


SNSでのみんなの反応まとめました

第1話放送後のツイッターの反応では「1話に気合い入れすぎ」「展開早いし引き込まれる」「ただの理系オタクドラマではなく、天才が故の悩みという奥の深いドラマ」などの意見がつぶやかれていました。確かに第1話は気合入ってます!

海外レビュースコア

Rotten Tomatoes - SCORPION
批評家 Average Rating: 5.1/10
ユーザー Average Rating: 3.9/5
IMDb – SCORPION
Average Rating: 7.2/10

米国での視聴率は同時期のドラマの中でも上位に入るレベルだったのですが、レビューのスコアが低いようです。必ずしも視聴率とスコアは比例しないということでしょうか。エピソード毎の評価を見てみると回を重ねていくとレイティングも上がっているようなので、巻き返しに期待したいところです!

プロモーション映像

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