オムニバス・ダークドラマ『 ブラック・ミラー 』Netflix海外ドラマレビュー

オムニバス・ダークドラマ『 ブラック・ミラー 』Netflix海外ドラマレビュー

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Netflixでは、アメリカの海外ドラマの他にイギリスの良作海外ドラマもいくつか配信しています。今回は、2015年おすすめ海外ドラマランキングで8位にランクインした「 ブラック・ミラー 」のレビューを紹介したいと思います。人によっては後味の悪さが残る作品となるかもしれませんが、プロットが良くできたドラマです。

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シーズンエピソード数
シーズン1: 3エピソード
シーズン2: 3エピソード
ストーリー
EPISODE 1 国家
国民に人気抜群のスザンナ姫が誘拐された映像を見せられた英国首相。ツイッター文化を背景に犯人探しが始まる。犯人は誰なのか、そしてその目的は?

EPISODE 2 1500万メリット
極度の管理社会で暮らす人々の唯一の脱出手段はオーディション番組に出演しスターになること。しかし優勝者には予期せぬ残酷な状況が待っていた。

EPISODE 3 人生の軌跡のすべて
時は近未来、自分の記憶をすべて録画再生できるチップを体に埋め込み、他人との交流にも利用する人々。しかし過去の思い出がもたらす悲劇とは…?

EPISODE 4 ずっと側にいて
恋人を事故で失ったマーサは友人に死人と通信できるソフトをすすめられる。不謹慎だと思いつつ、失くした恋人と疑似体験できるソフトにはまっていく。

EPISODE 5 シロクマ
公団住宅の一室で目覚めたビクトリアは一切の記憶を失っていた。不気味な人々が集まる中、必死に逃亡を続ける彼女。一体何が起こったのか…?

EPISODE 6 時のクマ、ウォルドー
イギリスの2大政党である保守党と労働党の選挙戦が続く中、アニメキャラクターのウォルドーを出馬させようとテレビ業界の幹部が言い出し…。
Netflix
エピソード1試聴後 レビュー

ブラック・ミラーはイギリスのChannel 4で2011年から放送されているミニドラマシリーズです。シーズン2+特別編1話が放送済みで、シーズン3はNetflixでの制作が決定しているドラマです。

さて、本作のシーズン1を3話まで見ましたが、評価が分かれる作品だと感じました。人間の負の感情(下の部分も含めて)をかなり全面に出していたり、かなりキツイ内容の話が続きます。

日本のブラック・ミラーのレビューでは、日本のフジテレビのドラマ「世にも奇妙な物語」を引き合いに出されていたりしますが、あれをかなり濃く抽出したような話が多いです。決してハッピーエンドでは終わらせません。

1話「国歌」はイギリスの首相が脅迫されるストーリー。皇室のプリンセスが誘拐され、解放の条件として、首相の「ある映像」を全国ネットで生放送しろというメッセージが犯人から発信されます。実行しなければプリンセスを殺すという内容。その「ある映像」というのが、どうしようもなく嫌悪感を催します。首相はそれを実行するかどうかギリギリまで悩むのですが、インターネット全盛の現代では、脅迫の内容がすぐに全市民に拡散されてしまい、首相の逃げ道を塞いでしまうのです。首相が逃げるか、犯人の要求を呑むか、究極の決断を迫られる首相の様子を事件の解決まで描くのですが・・・。

個人的には、どうしようもなくえげつない行為に不快感しかあがってこない結末でした。インパクトという面では必要十分すぎますが、私は苦手でした。

2話「1500万メリット」は、近未来らしい、隔離された空間でのお話し。生活する住民は近未来的なスーツに身を包み、「メリット」という仮想通貨をサイクリングマシンの走破距離で稼ぐ日々を送っています。プライベートスペースは、わずか一畳ほどの居住空間。目の前に広がる壁面ディスプレイで、無意味な映像を強制的に見せられる毎日。オーディション番組に出演しスターになることで、「メリット」を稼ぐ日々から解放されることをわずかな人々が願っています。

主人公の男性は、ある日、非凡な才能を持つ女性に出会うことで、その女性が自分の無味乾燥な世界を変えてくれるスターになってくれると確信します。女性を歌唱オーディションに参加させるための必要通貨は1500万メリット。男性は、1500万メリットという大金を兄から譲り受けていましたが、迷わず女性をオーディションに参加させるために参加チケットを女性にプレゼントするのです。オーディションに参加した女性は素晴らしい歌声を審査員の前で披露しますが・・・。

個人的にはシーズン1ではこの2話よくできた話だなと感じました。普段の私たちの生活でも、この世の中が無意味に感じる人って多いと思います。例えばそんな感情を持つ人の前に、希望の光ともいえる女性が現れたとしたら。その、女性がスターになることで自分自身をも救おうと考えてもおかしくはありません。この男性主人公に感情移入しやすかったのですが、もちろんハッピー・エンドではありません。下衆な結末です。ただし、主人公の男性の行動は後半まで、胸にたぎる熱いものを感じました。ストーリーが二転三転とするのですが、捻ったストーリーが一周回って、面白く感じた話でした。

3話「人生の軌跡のすべて」は近未来、自分の記憶をすべて録画再生できるチップを首筋に埋め込むことで、人々は自分の見た記憶をいつでも自由に再生できる能力を獲得しています。自分で好きな時間の記憶を再生できるのはもちろん、近くのディスプレイに記憶を映し出すこともできます。主人公の男性は、ある晩知り合いのディナーにでかけますが、妻がディナー主催者の男性と浮気してるのではと疑い・・・。

3話で登場する記憶再生デバイスは夢のような製品ですが、使い人にとっては悪魔のデバイスにもなりえるというお話しです。妻の浮気への嫉妬心が、主人公の人生を変えてしまうのですが、便利すぎる機械というのも諸刃の剣だということを身に詰まされます。今私たちが使っているインターネットも使い方次第では、便利にでも悪用することにでも使えますよね。ストーリーはよくできていたと思いますが、主人公の「嫉妬心」がどす黒かったので、あまり良い気分にはなりませんでした。

ということで、3話分の感想はというと・・・。救いようがないようなダークな話が好物の人には良いですが、休日にリラックスして家族や恋人と素敵な時間を過ごしたい、みたいな平和な人たちにはとてもオススメできないドラマです。好きな人は好き、嫌いな人は受け付けられないような、見た人の感想が二極化するようなドラマだと個人的には思います。

海外レビュースコア

Rotten Tomatoes - Black Mirror
批評家 Average Rating: 10/10
ユーザー Average Rating: 4.5/5
IMDb – Black Mirror
Average Rating: 8.8/10

Rotten Tomatoesでは批評家のスコアが満点という結果。社会問題、風刺的な側面が強いので、批評家たちには大好物かもしれません。

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